埼玉県と大阪府の県花-サクラソウ

サクラソウとは、サクラソウ科サクラソウ属に属する多年草で、江戸時代に育種、改良がすすめられた古典園芸植物です。北海道南部から本州、九州の高原や原野、日本以外では朝鮮半島から中国北東部に掛けて分布してしていますが、開発などにより原野の植生が変化し、群落の範囲を狭めたことから、野生のものをみることは珍しくなっており、埼玉県さいたま市桜区の「田島ヶ原サクラソウ自生地」は国の特別天然記念物にも指定されています。

その特徴は、根茎は地中にあり、春に発芽し5~6葉を根生させます。高さ15~40cmの直立した花茎には5~10個の淡紅色もしくは白色の桜によく似た花を付けます。花の後には蒴果を結びます。しわの多い葉は楕円形で、縁に浅めの切れ込みがあり、葉や茎には白い軟毛が生えています。梅雨明け頃に葉が枯れ休眠します。日本のサクラソウ類の代表ですが、他に数百に及ぶ品種が作出されました。美しく清楚なその花は、ギリシャ神話においては、青年パラリソスが許嫁を失った悲しみによってやつれ死に変身したとされており、このおうな話から、西洋文芸では悲しみや死のシンボルに使われています。

 

 

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2011年6月2日 | コメント/トラックバック(0)|

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